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アーティスト

2008年12月 1日

11月19日の朝日新聞で面白い記事があったのを思い出し、母と話していた。

「ウィーンフィルのコンサートマスター、ライナー・キュッヒル氏のバイオリンリサイタル。柔らかな美しい音に私服の時を過ごし、曲目はシューベルト、ベートーベンらのバイオリンソナタ。

プログラム後半、モーツァルトのソナタを演奏中のこと。

客席から携帯電話の受信音がなり始めました。


ちょうど楽章が替わり、次の楽章を弾きだす寸前、10秒ほどの間でした。


氏が弓を構えたまま音の止むのを待つ間、場内がざわつきました。

受信音が消えて数秒後、氏は再び弾き始めましたが、何とそれは、

携帯電話の電子音のメロディーを寸分違わずまねた音でした。


開場は驚きで息をのんだ後、静かな笑いの輪が広がりました。

一瞬のうちに開場を和ませ、自らの気持ちも落ち着かせた起点とスピリットは、

まさしくメード・イン・オーストリア。そして、何事もなかったように続いた素晴らしい演奏・・・」
(08年11月19日 朝刊15面 朝日新聞より引用)


演奏中の着信というマナー違反によって生じた客席の空気の悪さ、
そして、緊張感に包まれたこの状況に対して、
想定外で返す巨匠のクリエイティブ能力は、素晴らしい!

予定調和のコミュニケーションが多いこの世の中で、巨匠の行動は人をハッと驚かせただろう。

アートを通じて魅せてくれる誰も知らない世界。

「観る人、聞く人、感じる人をどこかに連れてってしまう」

それがアーティストのあるべき姿ではないだろうか。


そして、アートとは、人を驚かせ、新しい世界に連れて行き、感動を与えるものであると同時に、人をHAPPYで穏やかな気分にするもの、であるべきだ。
ここ最近のモダンアートは、気持ちが悪かったり、不愉快なものもくある中で、強く思った。


とても面白い記事だった!

Profile

藪野 美生

ミウ・コスメティックス株式会社
代表取締役社長

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