すみません、ここ数日、ブログアップしていませんでした。
旅行?いやいや、東京で仕事していました。
ええと、何から書こうかしら。
まずは・・・

先日ゴールドマンサックスとKMDの共同プロジェクトのイベントでパネルディスカッションに参加させていただいた際に、学部時代の先生である奥出直人先生に久しぶりにお会いしました。
その後のカクテルパーティで話が盛り上がり、後日、奥出先生、稲見先生、モデルのエダさんと4人でジビエ(サマージビエ!)を頂きに行きました。
奥出先生はデザイン思考研究のとても有名な方ですが、
稲見先生は http://inami-lab.kmd.keio.ac.jp/ 素晴らしい科学者なのです。
稲見先生の専門分野は、
「インタラクティブ技術、複合現実感、ロボット、リアルメディア
人間の入出力機能を拡張するためのインタフェースを多数開発。五感に関わる情報システムのデザイン」(KMDのHPより)
五感に関わる情報システムと、身体性を持ったシンクロナイズドスイミングなにかコラボレーションができるのでは、、云々♪という話題で夏鹿の会は楽しい夜でした。
奥出先生のご著書 「デザイン思考の道具箱 イノベーションを生む会社のつくり方」
これは、ものづくりの人だけでなく、全ての人にお勧めの一冊です。
「デザイン戦略の本質は、デザイナーと組んで製品やサービスを作ることではない。
経営、生産システム、あるいはサービスのあり方全てに、デザイン思考を適用していくことである。
企業の経営戦略が、"知識"から創造性へシフトしていることと連動して、人材育成の現場、教育の現場にも新しい動きが見られる。スタンフォード大学は、ビジネススクールのかわりに、デザインスクール(Dスクール)を構想した。
ビジネスを学んでいる学生、デザインを学んでいる学生、エンジニアリングを学んでいる学生etc・・がコラボレーションしながらプロジェクトを進め、その過程で、デザイン思考、デザインプロセス、そしてデザイン戦略を学べる組織である。
アメリカ主導の「知識経済」を支えてきたビジネススクールに変わって、「創造経済」時代にはデザインスクールが必要だと考えるものである。」
創造のプロセスとして、そのビジネスの哲学とビジョンを構築する際に、
「目先の問題を解決するためのデザインと、ソリューションだけで製品やサービスを作りがちだという指摘がある。
「顧客重視」という流れにも問題が多い。マーケティングを先行させて、顧客の要求に応える、あるいは顧客の不満を解消するという方向で商品開発を行っていると、いったい何をやっているのかわからなくなる。その結果中途半端な商品や事業ができてしまう。よく言われるプロダクトアウトでもプロダクトインでも結局は中途半端なのだ。顧客の意見を聞いても顧客中心の商品作りにならないのは、われわれが日常生活を過ごすこの複雑な仕組みゆえなのである。(日常生活では)ややこしい作業を無意識に行っているので、何が問題なのか何がしたいのかはいくらアンケートをとってもわからないのである。だからこそ、新しいものを創造したいのであれば、ユーザーが生活をしている現場に出かけていく」これを先生は、師匠をみつけると文中で表現している。
「デザイン会社IDEOでは、自分たちがあらゆる分野のデザインを手がけることができるのは、すべてにおいて「初心者だから」だという。CEOのティム・ブラウンは、「初心者であるということは素晴らしい。それは自分が知らないことを知って、驚き、不思議に思う、その差分が価値を生むからだ」と言っている。
」
「・・・・当時からIDEOは「名詞ではなく、動詞で考える」デザインを主張していた。モノそれ自体をデザインするのではなく、行動をデザインするという考え方だ。・・・」
この辺で、思考が変わってくる。ピーンッ!と頭の上に電球が灯るような。
創造性の価値については、
「新しい組織文化が必要とされるが、多くの会社はイノベーションのリスクを恐れている。これは90年代の競争戦略の悪い影響である。商品化の意味を取り違えており、商品やサービスが売れるか売れないかを決めてから売り出すということは、イノベーションでも何でもない。新しいアイデアに予算を付けると言うことが、組織の中でできていない。事業部の独立採算制が新しい研究体制も商品開発の可能性も奪っているのだ」
コラボレーションとは、
「一般的に考えられているような「知識の共有」ではない。つまり知識マネジメントではないのである。時間や経験を共有するとなぜか知識も共有されて「創発」現象が起こり、新しい消費にゃサービスが生まれる可能性が大きい。異なる背景を持ち、異なる考え方をもつ人間が集まると言うことだけでも、チームを形成することはとても価値のあることなのだ。」
最後に、大切なことは「何をやるべきか」ではなく「何をやりたいか」にモードチェンジすることと述べている。
以上、「デザイン思考の道具箱 著・奥出直人 」より。

さあ、東京は夕方を迎えたので、この辺でCHILLOUTと行きましょうか。
オフィスの目の前の原宿交差点は、目の前が明治神宮があったり、表参道ケヤキ並木には高い建物がないので、空が広いです。


夏の夕方、18:30~19:30までの空の綺麗なこと!
私は桜の時期や、もみじの時期よりも何よりも、この夏の日が長く、太陽がゆっくり沈んでいくサンセットの時間が大好きです。

歩道橋の上で、微妙に変わっていく空を見ながら。
